がけっぷち人間が司法書士に合格してからの日々
スポンサーサイト
--年--月--日 (--) | 編集 |
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


ネタが無いときはこれでいくことにしよう。
2010年10月14日 (木) | 編集 |
先日アップできなかった、第2回猫吉答練の解答・解説です♪


(ア)Aが真意に反するにもかかわらず、自己所有の甲土地をBに遺贈する旨の遺言をし、Aが死亡した場合においてBが当該遺言がAの真意に反することにつき悪意であった場合には、Aの相続人CはAの遺言の無効を主張することができる。


答え: ×(誤り)


(解説)

本肢は、具体的事例に沿って、心裡留保による無効主張(93条但し書き)が適用されるか否かの判断を問う問題です。

まず、意思表示の表意者が、自分自身で真意で無い事を知った上で意思表示をした場合、その意思表示は原則として有効な意思表示となります(93条本文)。

例外として、相手方が表意者の真意を知り、又は知ることができた時は、その意思表示は無効になります(93条但し書き)。つまり、相手方の保護要件として、善意無過失が要求されていることになります。

この93条但し書きは相手を保護するために規定されています。
つまり、「相手方のある意思表示」について適用があります。(例:契約の意思表示)

この点、遺言の法的性質は相手方の無い「単独行為」であることから、93条但し書きは適用されず、当該遺言は心裡留保のレベルでは常に有効になります。

したがって、本肢の遺言は(心裡留保のレベルでは)有効であり、Aの相続人Cは93条但し書きにより無効主張をすることはできません。


いわゆる意思の欠缺の適用範囲について、まとめておく必要があるかなぁと思います。
もちろん、猫チェにはまとめてありますよ~♪

え?じゃあ早く配布しろって?

・・・すみません。まだもうちょい詰める必要がありまして・・・



(イ)連帯債務者の一人Aが、債権者の詐欺により代物弁済した場合、Aは、詐欺による意思表示であることを知らなかった他の連帯債務者Bに対して、当該代物弁済の取り消しを主張することができる。


答え: 〇(正しい)


(解説)

この肢は解説・・と言いますか、判例がありますので、そのご紹介を。

連帯債務者の一人が詐欺により代物弁済した場合、他の連帯債務者は詐欺による行為によって反射的に利益を得たものに過ぎないから、民法96条3項による第三者に該当しない(大判昭7.8.9)。

96条3項の第三者の該当性は、94条2項の第三者とほぼ同様に考えることができますので、両者を比較しつつ、覚えておくと良いかなぁと・・思います。




(ウ)瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求権は、買主がその請求をした時から消滅時効が進行する。


答え: ×(誤り)


(解説)

瑕疵担保責任に基づく損害賠償請求権は、買主が目的物の引渡しを受けた時から消滅時効が進行する。




(エ)胎児は代襲相続における相続人となる事ができない。


答え: ×(誤り)


(解説)

胎児は原則として権利能力の主体になることはできませんが、例外として、(1)相続、(2)遺贈、(3)不法行為に基づく損害賠償請求権の3つについては権利能力を享受することができます。

この点、代襲相続も相続であることには変わりありませんので、胎児も代襲相続における相続人となることことができます。




(オ)被保佐人は保佐人の同意を得ず単独で新築、改築、増築または大修繕について注文者になることはできないが、新築、改築、増築または大修繕を請負うことは単独ですることができる。


答え: 〇(正しい)


(解説)

被保佐人は13条1項各号に掲げられた行為をするには保佐人の同意を要します。
同条8号には、「新築、改築、増築又は大修繕をすること。」が定められており、被保佐人が新築、改築、増築又は大修繕をするには保佐人の同意を要します。

これは被保佐人が自身の所有物について新築、改築、増築又は大修繕をすることにつき同意を要すると解されており、他人の所有物についての新築、改築、増築又は大修繕をすることは含まれません。

また、ときの さくら舞う司法書士試験合格ブログさんがコメントして下さったように、被保佐人の制度は、制限能力者の財産価値の減少を防ぐ趣旨ですので、この点からも、本肢は正しいと判断されます。


以上より、正しい肢の組み合わせはイとオであり、本問の正解は、「」となります。



以上・・・・非っ常~に長々となってしまいましたが・・・

いかがだったでしょうか・・・

結構労力を使うにゃあ(--〆)


感想等をいただけると助かりますです<(_ _)>


:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:



にほんブログ村 資格ブログ 司法書士試験へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。